
保育園で飼いやすい生き物や植物には、管理のしやすさや安全面への配慮が欠かせません。
「生き物を育ててみたいけれど、毎日の世話が大変そう…」「命の扱いをどう伝えたらいいのか不安」
そんな悩みを感じている先生や保護者の方も多いのではないでしょうか。
しかし実際は、観葉植物や魚など“見るだけ”の関わりでも、子どもたちにとっては十分に「命を感じる」体験になります。
水槽の中を泳ぐ魚に目を輝かせたり、元気のない葉に気づいて水をあげようとする姿からは、生きている存在への思いやりや自然への興味が育っていることが伝わってきます。
本記事では、保育園で飼いやすい生き物・植物を、
- 乳児クラス(0〜2歳)
- 幼児クラス(3〜5歳)
に分けてご紹介します。
あわせて、導入する際の注意点や、命を感じる体験を日々の保育にどう活かすかについても、保育園看護師の視点から解説します。
まいこ@保育園看護師まま園での環境づくりに悩んでいる方や、子どもに自然や命の大切さを伝えたい方の参考になれば幸いです。
この記事では、保育園で無理なく取り入れられる生き物や植物について、年齢別に分かりやすくまとめています。
この記事でわかること
- 保育園で飼いやすい生き物・植物の種類
- 乳児クラス/幼児クラス別のおすすめ例
- 生き物や植物を取り入れる教育的な意味
- 飼育時に気をつけたい安全・衛生面のポイント
- 命を感じる体験を保育に活かす具体的な方法
保育園で生き物や植物を取り入れるメリット

命を感じ、思いやりの心が育つ
生き物を「生きている存在」として認識し、大切に扱うことは、子どもの思いやりや優しさを育む第一歩です。
魚にエサをあげたり、枯れかけた植物に水をやる姿には、「自分が関わることで命がつながる」という体験が詰まっています。
五感で感じる体験
生き物は教科書や映像では得られないリアルな体験を提供してくれます。
葉っぱの匂い、魚の動き、昆虫の羽音など、子どもたちは五感をフルに使って命を感じ取ります。
これは感性や観察力の発達にもつながります。
科学的な興味が広がる
「どうして水をあげないと枯れるの?」「この虫は何を食べているの?」といった素朴な疑問から、自然科学への興味が広がります。
幼児期に芽生えた探究心は、小学校以降の学びの土台にもなります。
生き物への興味は、子どもの集中力や探究心を大きく伸ばし、遊びや学びへの意欲にもつながります。

共同活動や役割分担につながる
エサやりや水やりを当番制にすることで、子ども同士の協力や責任感を育むことができます。
失敗も経験のうちで、「うまくいかなかったけれど次はどうしよう」と考える力も身につきます。
【年齢別】保育園で飼いやすい生き物・植物

乳児クラス(0〜2歳)|観賞中心で安心
観葉植物
保育室に緑を取り入れると、空間全体が柔らかい雰囲気に変わります。
ポトスやサンスベリアなどは丈夫で手がかからず、日常的に緑を眺められる環境を作りやすいです。
まいこ@保育園看護師まま水やりのとき、子どもが『のどかわいてるのかな?』と声をかけていました。
植物を“命ある存在”として見ていることに驚きました。
熱帯魚・メダカ
小さな水槽に泳ぐ魚は、乳児クラスでも大人気。
水の音や光の反射も含めて癒しの存在になります。
世話は大人が中心になりますが、子どもたちは「じーっ」と飽きずに眺めています。
まいこ@保育園看護師まま泣いていた子が、水槽の前に連れていくと自然と泣き止んで見入っていました。
生き物の存在は情緒を安定させる力もあるのだと感じます。
季節の昆虫(カブトムシやクワガタ)
夏限定になりますが、ケースに入れて“観察専用”にすると安全です。
触るよりも「見て楽しむ」ことで十分に命を感じられます。
幼児クラス(3〜5歳)|飼育体験ができる
金魚・メダカ
エサやりや水槽の掃除を分担しやすく、子どもたちに「お世話する」経験を与えてくれます。
命を預かる責任感を感じるきっかけにもなります。
まいこ@保育園看護師まま『今日は僕の番!』とエサやりを楽しみにする姿に、日常の小さなやりがいが詰まっていると感じました。
カタツムリやダンゴムシ
園庭や散歩中に見つけやすい身近な生き物。
持ち帰って観察し、命があることを実感できます。
飼育は短期間でも、子どもの興味を強く引きます。
カブトムシ・クワガタ
成虫だけでなく、幼虫から育てると「命の成長」を実感できます。
繭から羽化する瞬間などは、子どもたちにとって忘れられない経験になります。
ビオトープ(小さな自然環境)
水草、石、メダカやヤゴを組み合わせたミニ生態系を園庭に作ると、季節ごとの変化が楽しめます。
「自然はつながっている」という実体験ができます。
まいこ@保育園看護師まま『カエルが来た!』『トンボが卵を産んだ!』と子どもたちが目を輝かせる姿を見て、環境そのものが最高の教材だと思いました。
保育園で生き物・植物を育てるときの注意点(安全・衛生)

- アレルギーや衛生面
土や虫、動物の毛などが原因で、かゆみやくしゃみなどの症状が出ることがあります。
事前の確認と清潔管理が大切です。 - 大人が責任を持つ
子どもに任せきりではなく、最後は保育者が管理すること。 - 「死」をどう伝えるか
生き物の寿命を自然な形で子どもに伝えることも、命を学ぶ大切な機会です。 - 保護者への理解
導入前に伝えておくと安心して取り組めます。
天候や季節によっては、生き物の観察が難しい日もあります。

命を感じる体験をどう保育に活かす?

- 観察日記
絵や言葉で記録することで「見る→考える→表現する」力が育ちます。 - 絵本や図鑑とつなげる
実物と知識をつなげることで理解が深まります。 - 食育につなげる
野菜を育てて収穫・食べる、魚を通じて食の話題へ広げる。 - 死との向き合い
悲しみや感謝の気持ちを共有し、命を大切にする心を育てる機会に。
園外での自然体験も、命や季節を感じる大切な学びになります。

まとめ

保育園での生き物や植物の導入は、子どもたちにとって「命を感じる」貴重な教育の場です。
乳児クラスでは観賞を中心に、幼児クラスでは世話や観察を通して、命への理解を深めていきましょう。
大切なのは、無理のない範囲で取り入れること。そして、日々の小さな気づきや子どもたちの言葉を大切にしていくことです。
まいこ@保育園看護師まま園の環境に合った生き物や植物を取り入れて、子どもたちと一緒に命の尊さを感じる毎日をつくっていけるといいですね。


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