初めての離乳食、「どう進めればいいの?」と悩むママへ

「そろそろ離乳食を始めましょう」と言われても、
何からどう始めればいいのか、戸惑うママは多いもの。
SNSや育児本を見ても情報がバラバラで、
「うちは遅いのかな?」「これで合ってるのかな?」と不安になりますよね。
私も看護師として働きながら、息子の離乳食を進めたとき、
“正解がわからない”もどかしさを感じました。
でも実は、離乳食は完璧を目指さなくていいんです。
大切なのは「赤ちゃんのペースを尊重して、少しずつ慣れていくこと」。
この記事では、看護師ママの視点から
離乳食を失敗しないためのステップと注意点を、わかりやすく解説します。
まいこ@保育園看護師まま焦らず、ゆっくりといきましょうね。
① 離乳食の基本の考え方


離乳食は「栄養をとる」ことよりも、
まずは“食べる練習”をする時期と考えましょう。
この時期は、母乳やミルクがまだ栄養の中心。
離乳食は“食べることを楽しむ”第一歩です。
赤ちゃんによって、
・食べるスピード
・好き嫌い
・食感の好み
は本当にさまざま。
「他の子が進んでるのに…」と焦らず、
“その子のペース”を大切に進めていくのが一番のコツです。
栄養や量を気にする前に、まずは「スプーンを口に入れてみること」から。
食べる=経験を積むこと。
少しずつ“食べる力”が育っていきます。
② 離乳食を始めるタイミングとサイン


「5〜6か月になったら」と言われますが、
実際は赤ちゃんの発達サインを見て判断しましょう。
離乳食開始のサイン
- 首がすわって、支えれば座れる
- よだれが増えている
- 食べ物に興味を示す(口をモグモグする)
- スプーンを口に入れても押し出さない
これらが見られたら、スタートの準備OK。
離乳食を始める日は、体調がよく機嫌のいい日を選びましょう。
家族がそろってリラックスできる時間帯にするとスムーズです。


③ 離乳食の進め方ステップ【初期〜完了期】


赤ちゃんの成長に合わせて、少しずつ食材や食感をステップアップしていきます。
| ステージ | 月齢目安 | 食材・食感 | 目的 |
|---|---|---|---|
| 初期 | 5〜6か月 | なめらかペースト状 | スプーンに慣れる |
| 中期 | 7〜8か月 | 舌でつぶせるくらい | 食べる練習を楽しむ |
| 後期 | 9〜11か月 | 歯ぐきでつぶせる硬さ | 自分で食べる準備 |
| 完了期 | 1歳〜 | 大人とほぼ同じ形態 | 家族と一緒に食卓へ |
各ステージごとに「目的」が変わります。
食べる量よりも、「食べる時間を楽しむこと」を意識してみましょう。






④ 失敗しないためのポイント


- 無理に食べさせない
食べない日は休んでもOK。「嫌いにならない」ことを優先。 - 味をつけすぎない
だしや野菜の甘みで十分。塩分は1歳過ぎから少しずつ。 - 焦らない・比べない
月齢より“その子の食べる様子”を見て調整。 - アレルギーは1日1つずつ試す
卵・小麦・乳は特に慎重に。午前中に与えて反応を確認しましょう。
食べた量よりも、「ご機嫌で座れたか」を見ることが大切。
“食べる雰囲気”が楽しいと、次の一口につながります。
⑤ よくある失敗例とその回避法


| よくある失敗 | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| 食べない | 食感・量・タイミングが合わない | 1日休む・時間帯を変える |
| 吐き戻す | 硬すぎ・早すぎる進行 | ペースト状に戻す |
| べーっと出す | 味や温度に違和感 | 温度を調整・味を変える |
| 便秘になる | 水分・繊維不足 | 野菜や果物をプラス |




⑥ 離乳食作りをラクにする工夫


毎日の離乳食作り、がんばりすぎて疲れていませんか?
ちょっとした工夫で、ぐんとラクになります。
時短のコツ
- 週末にまとめて冷凍ストック(製氷皿が便利)
- 大人の食事から取り分けて味を調整
- 市販ベビーフードを「お助けアイテム」として使う
“手作りじゃないとダメ”なんてことはありません。
ママが笑顔でいられることが、赤ちゃんにとって一番の栄養です。
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⑦ まとめ|“正解”よりも“その子のペース”を大切に


離乳食は、食べる練習を通して「食べる力」を育てる大切な時間。
食べる量やスピードに一喜一憂せず、
「今日も一緒に楽しく食べられたね」と感じられれば、それで十分です。
看護師として、そして母として伝えたいのは、
“頑張りすぎない離乳食”がいちばんうまくいくということ。



焦らず、ママも一緒に“食べる時間”を楽しんでくださいね!


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