
離乳食づくりって、想像以上にエネルギーが必要ですよね。
まだ上手に食べられない小さな子に合わせて「やわらかさ」「大きさ」「味つけ」を調整し、食べムラがあれば心が折れ…
気づけば、キッチンでため息をついていることも。
そんな“離乳食期あるある”の中で目に入ったのが ファーストスプーン(First Spoon) でした。
初めて知ったときは
「冷凍離乳食か…便利なのはわかるけど、実際どうなの?」
と半信半疑。
知れば知るほど
“もっと早く知りたかった”
と感じるポイントがたくさんありました。
この記事では、
- ファーストスプーンの特徴と魅力
- 口コミからわかるリアルな傾向
- 専門家として注目した“食べやすさ”の工夫
- デメリットと、うまく使うコツ
- どんな家庭にぴったりなのか
を やさしい視点で、ていねいに解説 していきます。
まいこ@保育園看護師まま離乳食づくりに疲れたママ・パパの背中を、すこしでもそっと押せますように。
1. ファーストスプーン(First Spoon)とは?


ファーストスプーンは、
“素材の味を大切にした冷凍離乳食サービス”。
- 国産食材の使用
- 塩分控えめ・添加物不使用(基本方針)
- ペースト〜刻みの形状ステップが選べる
- 離乳食初期〜後期まで幅広く対応
という特徴があります。
1袋ずつ小分けになっていて、
必要なぶんだけ解凍して使えるため、負担も少なめ。
公式サイトはこちら:
幼児食・離乳食の宅配なら【ファーストスプーン】2. メニューの特徴とこだわり — “素材の味を伝える離乳食”


実際に届いたファーストスプーンを見て感じたのは、
「とにかく丁寧につくられている」ということ。
市販のベビーフードよりも、手作りに近い“自然な味”です。
国産食材を中心に使用
人参・ほうれん草・たまねぎ・じゃがいも…
どれも野菜本来の香りや甘みがしっかり。
特に初期のペーストは、
家庭で作るよりもずっと なめらかで、舌触りが良い と感じました。
素材の味をいかした薄味
離乳食後期でも、味はとても控えめ。
“濃い味付けに慣れさせない”という考え方が徹底しています。
月齢ステップに合わせた形状
- 初期:しっかりなめらかなペースト
- 中期:つぶし・刻みが絶妙で飲み込みやすい
- 後期:小さめの具入りでプチプチした食感あり
この細かな調整は、家庭ではなかなか再現できません。
公式のメニューと月齢目安:
幼児食・離乳食の宅配なら【ファーストスプーン】3. 食材の大きさ・柔らかさの工夫 — 専門家視点で安心できる理由


私は保育園看護師として、小さな子どもの「食べ方」を日々見ていますが、
離乳食期は “かたさ・大きさ・口当たり” が本当に大切です。
ファーストスプーンはここがとても優秀。
舌でつぶせる・歯ぐきでもつぶせる“絶妙なやわらかさ”
肉・魚は一般的なベビーフードよりも繊維がやわらかく、ほろほろ。
根菜も筋っぽさが残りにくく、食べやすいです。
ひと口のサイズが適切
「大きすぎる…」
「小さすぎて逆に食べにくい…」
という家庭あるあるを回避。
スプーンにちょうど乗る、適度な大きさにまとめられています。
月齢に合わせた“ステップの切り替え”がしやすい
形状が細かく分かれているため、
「初めての固形へ進むタイミング」が分かりやすいのも◎
このあたりの気配りが、
“離乳食が進みやすい理由”につながっていると感じます。
4. 実際の利用者口コミからわかる人気メニューと傾向


ファーストスプーンの口コミを多く読むと、いくつか傾向があります。
食べる子が多い傾向のメニュー
- 野菜ペースト(特にかぼちゃ・さつまいも)
- 白身魚のやわらかメニュー
- 鶏肉をやさしくほぐしたタイプ
“甘みがある・口当たりが良い”ものはやはり人気。
苦手が出やすいメニュー
- 緑黄色野菜のクセが強いもの
- お肉の中でも繊維を感じやすい種類
ただし、これも
個性の範囲 であり、どんな離乳食でも起きるもの。
口コミを見ると、
「ファーストスプーンなら少し食べた」
「家庭で作るより食べ進めやすかった」
という声も多く、調整の丁寧さがうかがえます。
参考:口コミページ
幼児食・離乳食の宅配なら【ファーストスプーン】5. ファーストスプーンのメリット


① 離乳食が“すぐ完成する”という圧倒的な安心感
離乳食づくりは、疲れや気分の波に左右されやすい家事のひとつ。
特に初期は、一度作っても少ししか食べない/ゆっくり食べている間に冷める/作業が細かくて時間が奪われるなど、心が折れる瞬間が多い時期です。
そんな中で、
「温めるだけで、すぐ一品が出せる」
これは想像以上の安心感。
- 夜泣きでほとんど寝られなかった朝
- 上の子が「つぎ絵本よんで!」と騒いでいる横でのごはん準備
- 保育園から帰ってきてバタバタの夕方
どんな日でも、冷凍ストックをレンジに入れるだけでOK。
ママの心の余裕を取り戻す“保険”になる存在です。
② 手作りでは再現しにくい、驚くほど食べやすいペースト
特に離乳初期〜中期の「ペースト食」は、家庭では本当に難しい。
裏ごし・すり潰しの工程は手間がかかり、なめらかさにムラができることも多いです。
ファーストスプーンは…
舌触りが均一で、とにかくなめらか。
この「食べやすさ」が、赤ちゃんの
- 最初の“食べる成功体験”
- 食材に対する「イヤ!」の予防
- ごっくんの練習
につながります。
手作りに自信があっても、仕事復帰後や体調が悪い日にはこのクオリティは正直むずかしいところ。
“いつでもベストな状態で出せる”のは大きなメリットです。
③ 初めての食材チャレンジにちょうどいい
離乳食の悩みで多いのが、
「初めての魚、どうやって作れば?」
「お肉、パサパサしないかな…?」
「アレルギーが不安で、量がわからない」
という“新食材の不安”。
ファーストスプーンなら、
- 少量から試せる
- 形状が赤ちゃん向けに調整されている
- アレルゲンとなる食材は明記されていて安心
だから、とても便利。
「今日は鮭をひとくちだけ」
「お肉をちょっとだけ追加してみよう」
そんな使い方ができ、“無理なく食材を増やせる”*のが嬉しいポイントです。
④ ワンオペ育児・仕事復帰との相性がとても良い
ワンオペやフルタイム勤務のママにとって、離乳食は負担の大きい家事。
- 上の子のお世話をしながら作る
- 早く寝かしつけたいのに準備に時間がかかる
- 自分の食事は後回し
- 仕事終わりでクタクタなのに裏ごし作業…
これが毎日続くと、本当にしんどい。
そんな日々で、
“頼れる1品”が冷凍庫にあるだけで、気持ちが全く違う。
「今日はこれがあるから大丈夫」
「作れないときはファーストスプーンに甘えられる」
そう思えるだけで、育児の余裕は確実に増えます。
夫にお願いするときにも渡しやすく、
- 「これ温めて出しておいて」で済む
- 固さや量の説明が不要
という点も、ワンオペの負担を軽減してくれる大きなポイントです。
⑤ 月齢の進め方が分かりやすく、悩む時間が減る
離乳食の悩みで圧倒的に多いのが、
「この固さで合ってる?」
「いつから形状を変えるべき?」
「進め方のペースがこれでいいのか不安…」
という迷い。
ファーストスプーンは、
- 月齢ごとに形状が段階的
- 食材の組み合わせが適切
- 量の目安もつかみやすい
という構成なので、
“なにを・どれくらい・どう進めるか”が直感的にわかるようになっています。



忙しいママでも迷いにくく、「進め方これで合ってるかな…」と調べる時間が減るのも大きなメリット。
6. デメリットと、そのカバー方法


「ファーストスプーン、良さそうだけど…」
多くのママが気になるのは、“コスト・スペース・味の好み”の3つ。
ただ、これらは使い方次第でほとんどストレスにならなくなる部分です。
① コストは安くない → “毎日使わなくていい”で続けやすくなる
ファーストスプーンは品質が高い分、価格も安くはありません。
でも実際は…
“毎日使う”前提で考えないほうがうまくいく
というのがポイント。
たとえばこんな使い方
- 疲れた日だけ使う
- 仕事復帰後の月曜と木曜だけ使う
- 夜泣きで寝られなかった翌朝に使う
“週に2~3回のレスキュー食”として使うスタイルが一番現実的で、経済的。
手作りだけで乗り切ろうとすると疲れが溜まりますが、



“緊急時の保険”として冷凍庫にあるだけで気持ちの余裕が生まれます。
② 冷凍庫スペースが必要 → 小さな工夫で十分カバーできる
ファーストスプーンはパウチ型なので、冷凍食品の中では比較的コンパクト。
とはいえ、複数買うとスペースは必要です。
ただ実は…
「届く前日に10分だけ整理する」
これだけでほぼ問題が解決します。
実際のママの使い方
- 使いかけのアイスや保冷剤を整理
- 冷凍庫の“期限切れゾーン”を1段見直す
- パウチを立てて入れられるスペースだけ確保
これで、パウチ5〜10袋程度なら余裕で入ります。
「スペース足りないかも…」と心配していたママも、
いざ届いてみると
“あ、意外と入るんだ”
という声が多いです。
③ 子どもによって味の好みが分かれる → 少量購入&試し方でカバー
離乳中期以降は食べムラが出てくる時期。
どの離乳食でも、子どもの好みで左右されることは避けられません。
とはいえ、この問題も次の工夫でほぼストレスなく使えます。
カバー方法
① 最初は少量だけ購入
→ 好みを把握できてムダがない。
② 苦手そうな食材はスプーン1杯から
→ 吐き戻しや拒否が起きにくい。
③ “最後の1袋”を常にストックしておく
→ 不測の事態に助かる“安心カード”を残せる。



特に“ラスト1袋ルール”は、ワンオペの日の安心にもつながります。
7. ファーストスプーンをうまく使うコツ


ただ買うだけでなく、“どう使うか”で満足度が大きく変わるアイテム。
日々のストレスを確実に減らすためのコツを、実践的にまとめました。
コツ① “頼る日”を決めておく
離乳食のストレスは、
「毎回ちゃんと作らなきゃ」というプレッシャーが原因。
だからこそ、
“この日は頼る”と決めてしまう
ことで心がラクになります。
例
- 仕事復帰後の月曜と木曜
- ワンオペの日
- 保育園の準備が多い日
- 週末で疲れが溜まった金曜日
- 夜泣きで寝不足の翌日
「今日はファーストスプーンの日」
そう思えるだけで、1日の見通しが立って気持ちが落ち着きます。
コツ② 手作りと併用して“バランス”で考える
全部を手作りにすると疲れるし、全部を市販にするとコストが気になる。
だからこそ、
“手作り+市販のバランス”でうまく使うのがベスト。
組み合わせ例
- 主食は家で炊く → おかずだけファーストスプーンに頼る
- 新しい食材の日だけ使う(魚・肉・アレルギーチェックなど)
- 朝は手作り、夜はファーストスプーン
- 旅行前のストック調整に使う
この柔軟性のおかげで、離乳食づくりの負担がグッと減ります。
コツ③ 2〜3袋を“常にストック”しておく(最重要)
これがいちばん生活がラクになるポイント。
2〜3袋=心の余白です。
あると助かるシーン
- 寝かしつけで時間が押した
- ぐずりが激しくて調理ができない
- 自分の体調が悪い
- 上の子の対応で手が離せない
- 夫にごはんをお願いするとき
“作れない日でも出せる安心感”があると、
育児のしんどさが一段階下がります。
コツ④ 苦手な食材は“ひとくちだけ”でトライ
離乳中期〜後期は、味の好みがはっきり分かれてくる時期。
でもこれは自然なことで、親が気にしすぎる必要はありません。
ファーストスプーンは少量ずつ取り出しやすいので、
スプーン1杯だけ挑戦 → ダメならやめる
という使い方ができます。



無理に食べさせようとしないスタイルのほうが、赤ちゃんも嫌がりにくく、成功体験につながりやすいです。
8. どんな家庭におすすめ?


ファーストスプーンはとくに、こんな家庭と相性が良いと感じます。
- 初めての離乳食で不安が強い
- 手作りの負担を少し減らしたい
- 共働き・ワンオペ・帰宅が遅い
- 食べムラが大きくて困っている
- 月齢ステップで迷いやすい
- 上の子がいて離乳食に時間をかけられない



「全部手作りが無理…」と思ったときこそ、ひとつの頼れる選択肢になります。
9. まとめ|“頼れる日”があると、育児はもっとラクになる


離乳食づくりは、想像以上にエネルギーが必要です。
決して楽ではないし、
心も体も、ときどき限界を迎えます。
そんな時、
“全部を自分でやらない日” があることは、
想像以上にあなたを助けてくれます。
ファーストスプーンは、
「手を抜く」ためではなく、
“続けるために頼る” サービスだと思っています。



毎日がんばっているあなたの負担が、少しでも軽くなりますように。










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