保育園看護師ママの転職体験談|家庭と仕事を両立できた理由

目次

はじめに

子育てをしながら看護師として働くのは本当に大変です。

夜勤や残業、子どもの急な発熱…。

仕事も家庭も大切にしたいのに、思うように両立できず「このままでは続けられない」と感じる方も少なくありません。

実際、私も病棟で働いていたころは同じ悩みを抱えていました。

長男がまだ3歳のとき、夜勤や休日出勤に振り回され、家庭とのバランスがうまく取れず、心も体も限界に近づいていました。

そこから「訪問看護師」へ転職し1年間働き、その後「保育園看護師」へと転職したことで、ようやく家庭と仕事の両立ができるようになりました。

この記事では、私が経験した働き方の変化をもとに、子育て看護師が両立できる理由、そして保育園看護師のメリット・デメリットを正直にお伝えします。

まいこ@保育園看護師まま

子育てしながら働くママさん!一緒に頑張りましょうね。

子育て看護師が直面する3つの壁

まずは、子育て中の看護師がよく直面する「働きにくさの壁」について整理してみます。

1. 夜勤・不規則な勤務形態

病棟勤務では夜勤が避けられません。

生活リズムが乱れ、体力的にも精神的にも負担が大きくなります。

夜勤明けでも子どものお迎えや家事が待っており、休む暇がないという声も多いです。

2. 子どもの急な体調不良への対応

「今日熱が出たので迎えに来てください」と保育園から電話がかかることは日常茶飯事。

しかし勤務中で簡単に抜けられない環境だと、周囲に迷惑をかけてしまう罪悪感と板挟みに苦しみます。

3. 職場の理解不足

「子どもを理由にシフトを調整するのは甘え」といった空気がある職場も残念ながらあります。

特に若い独身スタッフが多い病棟では、子育てママの事情が理解されにくい傾向があります。

私が転職を考えたきっかけ(体験談)

  • 長男が3歳のころ
    病棟勤務の夜勤と子育ての両立が本当に限界でした。
    主人とシフトを調整したり、託児所にお願いしたりと工夫はしましたが、子どもから「ママいなくて寂しい」と言われたとき、胸がぎゅっと締めつけられました。
  • 病棟勤務の限界
    夜勤明けにお迎え、眠れぬまま家事育児…。
    疲れ切った私は「このままでは続けられない」と強く感じました。

訪問看護師への転職と1年間の経験

「夜勤がなくフレキシブルに働ける」という魅力に惹かれ、まず訪問看護へ転職しました。

訪問看護のメリット

  • 基本は日勤帯で夜勤なし
  • 利用者さん一人ひとりとじっくり関われる
  • 医療スキル(バイタルチェック、点滴管理など)を活かせる

でも、子育てママには大変だった部分

  • オンコール対応が避けられない
    (ありがたいことに私は免除してもらえましたが、それでも他のスタッフが順に回していると思うと心苦しかったです。)
  • 移動や残業が思った以上に多く、定時で帰れない日も多かった
  • 体調を崩した子どもを迎えに行くのが難しいことがあった
    (訪問の時間は決まっているので、急なお迎えには対応できずに困ったことがありました。)

訪問看護はやりがいが大きく学びも多かったのですが、「子育てと完全に両立できるか」という点ではまだ難しさが残りました。

保育園看護師への転職で感じた変化

そこで次に選んだのが「保育園看護師」。

結果的に、私にとっては最も家庭との両立がしやすい職場でした。

病棟勤務では夜勤や休日出勤が当たり前で、訪問看護ではオンコールの不安が常につきまといました。

そんな働き方を続けてきたからこそ、保育園看護師として働き始めたときに「心身ともにゆとりがある」と実感できたのです。

保育園看護師になって感じたメリット

急な対応以外は残業なし

基本的には定時で帰れるため、子どもを迎えに行く時間に余裕があります。

病棟のように「急変で残業」や、訪問看護のように「書類整理で夜遅くまで」ということはほとんどありません。

子どもの成長発達を間近に感じられる

保育園という場は、毎日子どもたちの小さな成長に立ち会える環境です。

歩けるようになった瞬間や、言葉が増えていく過程などを一緒に喜べるのは、この仕事ならではの魅力でした。

自分の子育てにも役立つ学びが多い

「こんな声かけをすると子どもが落ち着く」「こんな遊びが発達を促す」など、日々の関わりの中で得た知識は、そのまま自分の子育てにも活かせます。

病棟勤務では学べなかった“子どもとの接し方”を自然に身につけられました。

夜勤やオンコールがなく、生活リズムが整う

決まった時間に出勤・退勤できるため、家族の生活リズムと合わせやすくなりました。

夜勤で生活リズムが乱れ、体力的に限界を感じていた過去と比べると、心身の安定感は格段に違います。

カレンダー通りで大型連休も確保できる

病棟では「年末年始もお正月も出勤」というのが当たり前でしたが、保育園ではカレンダー通りの休みが基本。

ゴールデンウィークやお盆、年末年始に家族で過ごせることは、子育て家庭にとってとても大きなメリットです。

子どもの急な体調不良にも理解がある

同じく子育て中の職員が多いため、子どもの発熱や体調不良で急に休む必要があるときも理解を得やすい環境でした。

病棟では「また休むの?」という空気を感じることもありましたが、保育園では“お互いさま”の雰囲気があるのが救いです。

病棟勤務や訪問看護を経てきたからこそ、この安定した働き方のありがたさを心から実感しました。

保育園看護師のデメリット・注意点

もちろん、メリットだけでなくデメリットも。

保育園看護師になって感じたデメリット

給与水準は病棟より低め

夜勤がない分、どうしても収入は下がる傾向にあります。

病棟時代と比べて給与が下がったことで最初は戸惑いましたが、生活リズムや家族時間が得られることを考えると、私にとっては納得できるバランスでした。

医療スキル維持の難しさ

採血や点滴、吸引といった処置の機会はほとんどありません。

健康観察や応急処置が中心になるため、臨床スキルを維持したい人には物足りなさを感じるかもしれません。

私も最初は「せっかく身につけたスキルが錆びつくのでは」と不安になりましたが、その分「保健指導」や「発達理解」など新しい知識を深める機会になりました。

求人の少なさ

保育園看護師の求人数は病棟に比べると圧倒的に少なく、地域によっては希望に合う職場がなかなか見つからないこともあります。

私も転職活動の際は、複数の求人サイトや自治体の情報を細かくチェックし、根気よく探しました。

採用時期が年度初めに集中する傾向もあるため、早めの情報収集がカギです。

まいこ@保育園看護師まま

メリット・デメリットを比較しても、「家庭と両立できる働き方を優先したい」という私にとっては保育園看護師がベストな選択でした。

働き方を比較してみて感じたこと

  • 病棟勤務 → 夜勤や残業で体力的・精神的に限界
  • 訪問看護 → やりがいは大きいが、オンコールや残業が子育てママには負担
  • 保育園看護師 → 収入面では病棟に劣るが、家庭と仕事を両立するうえで最も無理がない

「どの働き方が正解か」は人によって違いますが、私の場合は「保育園看護師」が最適解でした。

私が一番感じた変化

一番大きな変化は「家庭に笑顔が戻ったこと」でした。

病棟勤務のときは常に疲れていて、子どもに笑顔で接する余裕がなかった気がします。

今では子どもと遊ぶ時間も心から楽しめ、家庭の雰囲気が明るくなりました。

また、自分自身も生活リズムが整い、心も体も軽くなったことで「看護師を続けたい」という前向きな気持ちを取り戻せました。

まとめ|両立のためには「選び方」が大切

子育て中の看護師が転職を考えるのは決して甘えではありません。

むしろ、自分と子どもを大切にする前向きな選択肢です。

病棟、訪問看護、保育園看護師と経験したからこそ思うのは、「まずは自分と家族に合う働き方を知ること」が大事だということ。

そのためには、求人情報を幅広く集めて比較することが欠かせません。

まいこ@保育園看護師まま

転職サイトを活用しながら、自分に合った職場をじっくり探してほしいと思います。

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