はじめに

季節の変わり目になると、「くしゃみや鼻水が続く」「肌がかゆそう」「なんとなく体調が不安定」そんな症状が子どもに出ていませんか?
実は春や秋などの季節の変わり目は、アレルギー症状が出やすい時期でもあります。
花粉やハウスダスト、気温差、空気の乾燥など、いくつもの要因が重なることで、体が敏感に反応してしまうのです。
私は保育園看護師として、毎年この時期になると「風邪なのか、アレルギーなのかわからない」と悩む保護者の方から相談を受けてきました。
まいこ@保育園看護師ままこの記事では、季節の変わり目に増えるアレルギー症状の原因と特徴、そして家庭でできるセルフケアや受診の目安を、医療現場の視点も交えながらわかりやすく解説します。
この記事でわかること
- 季節の変わり目にアレルギー症状が出やすくなる原因
- 子どもによく見られるアレルギー症状の具体例
- 家庭でできるスキンケア・生活面のセルフケア方法
- 病院を受診したほうがよい症状の目安
季節の変わり目にアレルギー症状が増える理由

気温差や湿度の変化が体に与える影響
季節の変わり目は、朝晩と日中の気温差が大きくなりやすく、体温調節を担う自律神経が乱れやすくなります。
自律神経のバランスが崩れると、免疫機能もうまく働かなくなり、アレルギー症状が出やすくなると考えられています。
特に子どもは体温調節機能が未熟なため、気温や湿度の変化の影響を受けやすいのが特徴です。
花粉・ハウスダストなど環境アレルゲンの増加
春や秋は花粉の飛散量が増えやすく、また気温の変化により室内のハウスダストが舞いやすくなります。
これらのアレルゲンを吸い込むことで、鼻水やくしゃみ、目のかゆみといった症状が現れます。
子どもはなぜ影響を受けやすいのか
子どもは免疫機能が発達途中であり、外部からの刺激に対して過敏に反応しやすい傾向があります。
そのため、大人では軽く済む刺激でも、子どもでは症状として強く現れることがあります。
子どもに多い季節の変わり目のアレルギー症状

鼻水・くしゃみ・目のかゆみなどの呼吸器症状
透明な鼻水が長く続いたり、朝方にくしゃみが止まらなかったりする場合は、アレルギー性鼻炎の可能性があります。
目のかゆみや充血を伴うこともあります。
肌のかゆみ・湿疹・乾燥などの皮膚症状
空気が乾燥しやすい季節は、肌のバリア機能が低下し、かゆみや湿疹が出やすくなります。
掻き壊しによって悪化するケースも少なくありません。
風邪とアレルギーの見分けがつきにくい理由
鼻水や咳といった症状は風邪でも見られるため、アレルギーとの見分けが難しいことがあります。
発熱がほとんどなく、症状が長引く場合はアレルギーを疑う一つの目安になります。
家庭でできるセルフケアと生活の工夫

ここからが本題です。家庭で実践できる具体的なケアを紹介します。
1. 室内環境を整える
子どもの生活の大半は家庭内。アレルゲンをできるだけ減らす工夫が大切です。
掃除機をかける頻度
- 目安は 週に2〜3回以上
- 花粉やダニを減らすには 毎日かけられると理想的
- 掃除機は排気に注意し、HEPAフィルター付きがおすすめ
拭き掃除
- フローリングは 掃除機の後に水拭き
- ホコリや花粉は舞いやすいので、雑巾やモップを使うと効果的
寝具の管理
- シーツ・枕カバーは 週1回以上洗濯
- ダニ対策には 60℃以上のお湯洗い、もしくは乾燥機にかけるのが有効
- 布団は天日干し+布団乾燥機を併用すると安心
2. 保湿で肌バリアを守る
季節の変わり目は、空気の乾燥や気温差の影響で、アレルギー体質の子どもは特に肌のバリア機能が低下しやすくなります。
毎日の保湿ケアを丁寧に行うことで、かゆみや湿疹の悪化を防ぐことができます

保湿の目安
- 朝とお風呂上がりの1日2回 は必ず
- かゆみや乾燥が強い部分は こまめに塗り足す
保湿剤の選び方
- 子ども用の低刺激タイプ(無香料・無着色)
- ワセリン・クリームタイプは保湿力が高く、乾燥肌におすすめ
3. 衣服や洗濯の工夫
- 外出から帰ったらすぐに着替え、花粉やホコリを持ち込まない
- 洗濯物は花粉の多い時期は室内干しや乾燥機を利用
- 柔軟剤の香料も刺激になることがあるので控えめに
4. 帰宅後のルーティン
- 玄関で上着を脱ぐ
- 手洗い・うがいはもちろん、顔を洗うと花粉を流せる
- 可能であれば シャワーで髪や体を洗う
5. 食事で免疫力をサポート
- ビタミンC(いちご、みかん、ブロッコリー)で粘膜を強く
- 発酵食品(ヨーグルト、納豆)で腸内環境を整える
- 良質なたんぱく質(肉、魚、豆製品)で体の抵抗力を高める
6. 子どもでもできるセルフケアグッズ
- 子ども用マスク:小さめでフィット感のあるものを
- メガネ:花粉対策用や伊達メガネでも効果あり
- 鼻うがい:低学年は難しいが、小学生以上なら専用器具を使ってみる
病院を受診したほうがいいサイン

- 夜眠れないほどの鼻づまりやかゆみ
- 咳やゼーゼーが長引く(喘息の可能性)
- 市販の薬や保湿で改善しない湿疹
- 発熱や元気がない場合(感染症の可能性もあるため)
症状が長引くと生活の質が落ち、学習や発達にも影響します。
迷ったら小児科や耳鼻科に相談を。
アレルギー症状と思っていても、実際には別の体調不良が隠れていることもあります。
「どのタイミングで病院に行けばいいのか迷う」という方は、一般的な体調不良時の受診目安もあわせて確認しておくと安心です。

まとめ|季節の変わり目のアレルギーは早めのケアが大切

季節の変わり目は、子どもの体にとって負担が大きい時期。
アレルギー症状は「仕方ない」と放置せず、家庭での工夫で大きく軽減できます。
- 掃除や寝具の管理でアレルゲンを減らす
- 保湿で肌バリアを守る
- 食事や生活習慣で体の抵抗力を高める
そして、症状がつらいときは無理せず医療機関へ。
まいこ@保育園看護師まま子どもの快適な毎日を守るために、家庭でできることから少しずつ実践していきましょう。


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