子どもの衣替え、毎シーズン悩みませんか?
「もう半袖にしていい?」「夜は冷えるけど、昼間は暑い…」と、服装の調整に迷うママ・パパは多いと思います。
大人より体温調整が苦手な子どもにとって、衣替えのタイミングはとても大切。
ここでは、気温を目安にした衣替えのポイントと、看護の視点をまじえた素材選びのコツを紹介します。
衣替えの時期は「気温」で決めよう

カレンダーではなく「気温」を目安にすると、子どもの体調管理がしやすくなります。
- 平均気温20℃前後 … 長袖Tシャツ・薄手の羽織りが目安
- 平均気温25℃前後 … 半袖・薄手ズボンへ移行
- 平均気温15℃以下 … 裏起毛やフリースなど冬物へ

移行期は「重ね着」で対応

朝晩と日中の寒暖差が大きい春・秋は、重ね着が便利です。
- 薄手のカーディガンやパーカーを1枚持たせる
- 半袖+長袖インナーで調整
- レギンスやスパッツを追加して冷えを防ぐ
「着脱しやすい服」は子どもの着替えたい意欲を支えてくれます。
ボタンが多い服より、脱ぎ着がしやすい前開きパーカーやゴムパンツがおすすめです。
素材選びのポイント

子どもは大人より汗っかきで、体温調整も未熟です。
そのため、服の素材は「快適さ」や「肌トラブル予防」に直結します。
季節ごとの特徴を意識しながら、素材を選んであげましょう。
綿(コットン)
吸湿性・通気性に優れており、オールシーズン安心して使える素材です。
汗をしっかり吸ってくれるため、肌が蒸れにくく、あせも予防にもつながります。

ガーゼ素材(ダブルガーゼなど)
軽くて柔らかく、通気性も抜群。
夏場のシャツやパジャマにぴったりです。
乾きやすいので洗濯が多い子育て世代にもうれしいポイント。

フリース・裏起毛
軽くて暖かく、冬の外遊びや防寒着に最適。
ただし、通気性はあまり良くないため、屋内で長時間着ていると汗をかいて逆に冷えてしまうことがあります。
室内では薄手の綿素材、外遊びに行くときだけフリースを重ねるなど、「使い分け」が安心です。

ウール・ウール混
保温性が高く、冬の防寒にはとても優秀。
ただし敏感肌の子どもは「チクチク感」でかゆみや湿疹が出ることもあります。

肌トラブル(あせも・乾燥性湿疹など)は、素材や着せ方で予防できることが多いです。
- 汗をかいたらこまめに着替える
- 肌に触れる部分は綿素材を基本にする
- 季節ごとに「汗を逃がす服」「保温する服」を上手に組み合わせる
これらを意識するだけで、子どもが快適に過ごせる時間がぐんと増えます。
成長に合わせた服選び

子どもはあっという間に大きくなります。
- ワンサイズ大きめを選んで長く着る
- 来シーズンを見越して買いすぎない
- 動きやすさを優先(特に保育園児)
衣替えのタイミングで「小さくなった服」は早めに仕分けておくと、次のシーズンに困りません。
まとめ

子どもの衣替えは「気温の目安」「重ね着の工夫」「素材選び」がポイントです。
看護の視点を取り入れると、体調を崩しにくく快適に過ごせます。
無理に一気に衣替えせず、数日〜1週間ほどは「半袖と長袖が混ざっている状態」で過ごすのも自然です。

子どもの様子をよく観察しながら、少しずつ移行してあげてくださいね。
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