保育園で人気のKAPLA(カプラ)|魅力とサイズの選び方を徹底解説

保育園や幼稚園で大人気のおもちゃ「KAPLA(カプラ)」。

木の板を積み重ねるだけなのに、子どもたちは夢中になって遊びます。

実際に保育園で子どもたちの姿を見ていると、「ただのおもちゃ」ではなく、集中力や想像力を育てる教育的な力を持つ遊びだと感じます。

ただ、家庭でカプラを購入しようと思ったときに悩むのが「サイズ選び」。

100ピースから1000ピースまで幅広くラインナップがあるので、

「うちの子にはどれが合うの?」

「兄弟で遊ぶならどれくらい必要?」

と迷う方がとても多いです。

そこでこの記事では、保育園看護師&子育てママの視点から、カプラの魅力や遊びを通して育つ力、年齢や人数別のサイズ選びの目安まで、詳しくご紹介します。

まいこ@保育園看護師まま

最後には実際のおすすめサイズもまとめているので、購入に迷っている方はぜひ参考にしてください。

目次

KAPLA(カプラ)とは?その魅力

魔法の板と呼ばれる理由

KAPLA(カプラ)はフランスで生まれた木製ブロックです。

特徴は「1種類の板」だけでできていること。

幅・厚み・長さの比率が黄金比で設計されていて、積み重ねるだけで安定感があります。

接着剤や磁石などは一切使いません。

ただ置くだけで、塔・橋・街並み・動物など、無限の形が作れるのです。

保育園や幼稚園で人気の理由

  • 年齢を問わず遊べる:2歳児がただ並べるだけでも楽しいし、小学生が本格的に建築物を作ることもできる。
  • 準備や片づけが簡単:同じサイズの板を木箱にしまうだけ。
  • 静かに集中できる遊び:プラレールやレゴと違い、音が少なく落ち着いた時間が過ごせる。

実際に保育園では「朝の自由遊びに必ず子どもが集まるコーナー」となっています。

カプラで育つ力(ねらい)

カプラは一見ただの板の積み木ですが、遊びの中で子どもは驚くほど多くの学びを得ています。

創造力・想像力

「犬を作ってみたい」「高いビルを建てたい」と子どもが頭の中に描いたイメージを、カプラで試行錯誤しながら形にしていきます。

ブロック遊びとは違い、カプラは同じ大きさ・同じ形の板だけ。

制限があるからこそ工夫が生まれ、「どうしたら思い通りの形になるか」を考える力が育ちます。

これは創造性を育てる基礎となり、絵を描いたり工作したりする表現活動にもつながっていきます。

空間認識力

「板を横に置くと安定する」「縦にするとぐらぐらする」など、実際に積む経験からバランスや構造を体感的に学びます。

たとえば塔を作るときも、「土台は広く、上は細く」という建築の原理を自然に理解していきます。

これらは図形の把握や算数・理科の学びにも直結し、立体感覚や数学的思考を育てる重要な経験になります。

集中力

カプラは「崩れないように」という繊細なコントロールが必要です。

子どもたちは普段落ち着きがないように見えても、カプラに取り組むと目を輝かせて何十分も集中します。

「もう少し慎重に…」「あと1枚置いたら完成」という緊張感が、遊びの中で自然に集中力や忍耐力を養ってくれるのです。

協調性・社会性

小さな作品は一人でも作れますが、大きな街や塔は仲間との協力が不可欠です。

「ここを支えてて」「一緒に積もう」など、声をかけ合い役割分担をする中で、協調性やコミュニケーション力が育まれます。

保育園では「友だちと協力して一つのものを作り上げる」という経験が、子どもにとって大きな達成感や自己肯定感につながります。

挑戦する力・リカバリー力

高く積み上げた塔が一瞬で崩れてしまう…。

最初は悔しさで泣いてしまう子もいますが、やがて「次はこうしてみよう」と再挑戦するようになります。

この「失敗 → 再挑戦」のサイクルは、折れない心や粘り強さを育てます。

遊びの中で小さな挫折と成功を繰り返すことが、子どもの resilience(回復力)を高めてくれるのです。

つまりKAPLAは、

  • 創造性(イメージを形にする力)
  • 論理的思考・数学的感覚(空間認識)
  • 集中力・忍耐力
  • 協調性・コミュニケーション力
  • 挑戦心・失敗からの回復力

と、子どもの心・頭・体すべてをバランスよく育ててくれる遊びなのです。

サイズ選びのポイント

カプラはセットごとにピース数が異なります。

100ピースから1000ピースまであり、どれを選ぶかで遊びの幅が大きく変わります。

「うちの子にはどのサイズが合うのか?」を考えるときのポイントは

を参考に決めるのが良いでしょう。

ここからは、それぞれのサイズで具体的にどんな遊びができるかをご紹介します。

🔹 KAPLA 100ピース(入門サイズ)

対象年齢:2〜3歳

遊び方:板を重ねる・並べる → 小さな塔や道

作れるもの:10〜20cmの塔、ドミノ倒し

まず「試してみたい」家庭にぴったり
価格も手ごろでプレゼントに人気

兄弟がいるとすぐに足りなくなる

🔹 KAPLA 200ピース(家庭用に人気)

対象年齢:3〜6歳

遊び方:立体作品に挑戦できる

作れるもの:高さ50cmの塔、動物や小さな家

家庭用としてバランスのいいサイズ
1人遊びには十分

兄弟2人で遊ぶと「もっと欲しい」と感じることも

🔹 KAPLA 280ピース(白木箱入り)

対象年齢:5歳〜小学生

遊び方:高さのある建物や複雑な作品に挑戦

作れるもの:100cmの塔、大きな橋、街並み

木箱付きで片づけやすい
インテリア性が高く、長く愛用できる
兄弟や親子で遊ぶのに最適

200ピースより価格は上がる

🔹 KAPLA 1000ピース(大型セット)

対象年齢:小学生〜大人

遊び方:部屋いっぱいを使った大作づくり

作れるもの:数メートルの塔、街や動物園など大規模作品

保育園・児童館並みの遊びが家庭で可能
兄弟が3人以上いても十分に遊べる

収納場所の確保が必要
価格も高め

年齢 × 人数別のおすすめサイズ表

年齢1人で遊ぶ兄弟2人で遊ぶ家族みんなで遊ぶ
2〜3歳100ピース
積み木入門に
200ピース
取り合い防止に
200〜280ピース
4〜5歳200ピース
動物や小さな建物
280ピース
協力作品に最適
280ピース〜
6歳〜小学生200〜280ピース
1人で大作
280ピース1000ピース
家族で大作に挑戦
大人も一緒に200〜280ピース280ピース1000ピース

保育園で見られる子どもの成長エピソード

「3歳児の男の子は最初、板をただ横に並べるだけでした。半年経つと、橋を作ったり塔を高く積んだりするように。成長が目に見えてわかりました。」

「崩れて泣いていた子も、繰り返すうちに“またやろう!”と挑戦できるようになりました。粘り強さが育った瞬間です。」

「兄弟で一緒に遊ぶときは、協力して大きな街を作ったり、役割分担をしたり。社会性を学ぶきっかけにもなっています。」

まとめ:家庭用なら200〜280ピースがおすすめ

カプラは「シンプルなのに奥が深い」知育玩具。

遊びながら、集中力・創造力・協調性といった力を自然に育んでくれます。

  • 2〜3歳・お試し → 100ピース
  • 家庭用の定番 → 200ピース
  • 兄弟・親子で長く遊ぶ → 280ピース
  • 本格派・大作に挑戦 → 1000ピース

収納性や長く遊ぶことを考えると、200〜280ピースがもっともおすすめです。

まいこ@保育園看護師まま

ぜひご家庭にぴったりのKAPLAを見つけてくださいね!

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