目次
はじめに

「夜勤がつらい」「子育てと両立できない」——
看護師として働きながら子育てをしていると、どうしても夜勤や不規則な勤務が大きな壁になります。
私自身も、長男が3歳の頃に夜勤と子育ての両立に限界を感じ、転職を真剣に考えました。
そこで今回は、子育て看護師におすすめできる夜勤なしの転職先5選を、メリット・デメリットを比較しながらご紹介します。
勤務時間や夜間待機の有無もできるだけ具体的にまとめました。
まいこ@保育園看護師まま家族の生活リズムと照らし合わせてながら、みてくださいね。
1. クリニック(日勤のみ)


特徴
- 診療時間は 9:00〜18:00 が一般的
- 夜勤なし。土曜午前のみ勤務のケースあり
- 残業は少なめだが、繁忙期(花粉症シーズンやインフルエンザ時期)は残業あり
メリット
- 夜勤がなく生活リズムが整う
- 比較的残業が少なく、保育園お迎えにも間に合いやすい
- 医師やスタッフとの距離が近く、家庭の事情を相談しやすい職場が多い
デメリット
- 給与水準は病棟勤務より低め(月給22〜28万円が目安)
- 小規模なため人間関係が濃く、合わないと働きにくい
- 夏季・年末年始は長期休診になり、休暇中の収入減の可能性あり
2. 訪問看護ステーション


特徴
- 勤務時間は 8:30〜17:30 が多い
- 夜勤は基本なし。
ただし事業所によっては「オンコール(電話当番)」がある場合あり - 直行直帰可能なステーションもあり、効率よく働ける
メリット
- 利用者さん一人ひとりとじっくり関われる
- 移動中は一人の時間があり、気持ちをリセットできる
- 日勤のみで残業も少なめ。子育てとの両立がしやすい
デメリット
- オンコール対応があると夜間呼び出しのリスクあり
- 自転車や車での移動があり、天候に左右される
- 急変対応に一人であたるプレッシャーがある
3. 保健師(行政・企業)


特徴
- 行政保健師:役所や保健センター勤務。
8:30〜17:15、土日祝休み - 企業保健師:大企業の健康管理室など。
9:00〜18:00、土日祝休み - 夜勤やオンコールはなし
メリット
- 完全日勤+土日祝休みで、家庭のリズムに合わせやすい
- 産業医や他職種と連携するため、スキルの幅が広がる
- 行政なら公務員として安定、企業なら福利厚生が手厚い
デメリット
- 求人数が非常に少なく、倍率が高い
- 病棟のように「看護技術」を使う機会は少ない
- 企業保健師は産業医との兼ね合いで役割が限定されることもある
4. デイサービス・デイケア


特徴
- 勤務時間は 8:30〜17:30 が多い
- 夜勤なし
- 利用者さんは日中に来所し、食事・入浴・リハビリなどを受ける
メリット
- 夜勤なし&定時で帰れるため家庭との両立がしやすい
- 医療処置は少なめで、ブランク明けでも働きやすい
- 利用者さんの「生活」に寄り添えるやりがい
デメリット
- 急変対応は少ないが、介護業務を担う場面が多い
- 給与は病棟看護より低め(月給20〜25万円)
- 医療スキル維持には物足りなさを感じることもある
5. 保育園看護師


特徴
- 勤務時間は 8:00〜17:00前後
- 夜勤なし、残業も少なめ
- 園児の健康管理・ケガや体調不良時の対応・保健指導が主な業務
メリット
- 子どもと関われる仕事で、子育て経験が活かせる
- 年間休日数が多い園もあり、家庭行事と両立しやすい
- 医療行為は少なくプレッシャーが少ない
デメリット
- 給与は低め(正社員で月給20〜25万円程度)
- 看護師は1人配置の園が多く、相談できる同僚が少ない
- 流行病シーズンは感染リスクがある



上記を表にまとめてみました!
| 職場 | 勤務時間の目安 | 夜勤・オンコール | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|---|
| クリニック | 9:00〜18:00(土曜午前あり) | 夜勤なし | ・生活リズムが整う ・残業少なめ ・家庭の事情を相談しやすい | ・給与は低め(月22〜28万) ・人間関係が濃い ・長期休診時に収入減の可能性 |
| 訪問看護 | 8:30〜17:30 | 夜勤なし(オンコールありの場合も) | ・一人ひとりとじっくり関われる ・直行直帰可能 ・日勤のみで残業少なめ | ・オンコールで夜間呼び出しリスク ・移動が負担 ・急変対応のプレッシャー |
| 保健師(行政/企業) | 8:30〜17:15/9:00〜18:00 | 夜勤なし | ・土日祝休みで家庭に合わせやすい ・安定性が高い ・福利厚生が充実 | ・求人数が少なく倍率高い ・臨床スキルは使いにくい ・役割が限定的になる |
| デイサービス | 8:30〜17:30 | 夜勤なし | ・定時で帰れる ・ブランク明けでも働きやすい ・利用者の生活に寄り添える | ・介護業務が多い・給与は低め(月20〜25万) ・医療スキル維持は難しい |
| 保育園看護師 | 8:00〜17:00 | 夜勤なし | ・子どもと関われる ・子育て経験が活かせる ・残業少なめ | ・給与は低め(月20〜25万) ・看護師は1人配置が多い ・流行病の感染リスク |
保育園看護師ままの“ちょっと専門”…




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まとめ|夜勤なしの職場で自分に合った働き方を


子育て中の看護師にとって、夜勤なしの働き方は「自分と家族を守るための選択肢」です。
- 生活リズムを整えたいなら クリニック
- フレキシブルさを求めるなら 訪問看護
- 安定重視なら 保健師
- 定時退勤を優先するなら デイサービス
- 子育て経験を活かすなら 保育園看護師
私自身も「転職は甘えではなく、両立を続けるための工夫」だと感じています。
次の一歩として、気になる職場の情報収集から始めてみてください。
実際の求人を見比べることで、自分のライフスタイルに合う働き方が見えてきます。



ゆっくりと焦らずいきましょうね。









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