寒い日こそ「おうち時間」を楽しもう

寒い季節になると、外遊びの時間がぐっと減ってしまいますよね。
冷たい風やインフルエンザなどの感染症も気になる時期。
つい「今日はおうちで過ごそう」となるご家庭も多いのではないでしょうか。
でも、家の中でじっとしていると、子どもは退屈になりがち。
「何して遊ぼう」「もう飽きちゃった」と言われると、ついテレビやタブレットに頼ってしまうこともあると思います。
そんなときこそ、ちょっとした工夫でおうち時間を楽しく変えるチャンスです。
まいこ@保育園看護師ままこの記事では、保育園でも人気のあそびや、家庭で簡単にできる工夫をまじえて、寒い日にぴったりの室内遊びを15個ご紹介します。
体を使って発散!おうちでできる運動あそび


寒い日でも、子どもの「動きたい!」エネルギーは止まりません。
安全に体を動かせるあそびを取り入れて、体も心もスッキリさせましょう。
① 新聞紙なげっこ
新聞紙を丸めてボールを作り、投げたりキャッチしたり。
的を作って「命中ゲーム」にしても盛り上がります。
・全身の動きと反射神経を育てる
・力加減を学ぶ



投げるときは「人に向けない」「家具の少ない場所で遊ぶ」など、最初にルールを決めると安心です。
② おうちサーキット
椅子の下をくぐったり、クッションをジャンプで飛び越えたり。
身近な家具で簡単に作れるミニアスレチックです。
・バランス感覚を育てる
・体の動きをコントロールする力を養う



「次はトンネルだよ!」「ゴールはママのところ!」と声をかけながら進むと、達成感が増します。
③ 風船バレー
風船を落とさずに何回続けられるか挑戦!
小さな部屋でもできる運動あそびです。
・空間認識・反射神経を養う
・協調性を育てる



「今度は片手だけで!」「ママにパスして!」など、お題を出すと飽きずに続けられます。
静かに集中♪ 手先を使ったあそび


寒い日は、体を休めながら集中する時間もおすすめ。
手先を使うあそびは、脳の発達にも良い刺激になります。
④ 折り紙で作品づくり
折り紙で動物や季節の飾りを作って、お部屋をデコレーション。
「おうちギャラリー」を作ると子どもも誇らしげです。
・指先の器用さを育む
・完成する達成感を味わう



「お花畑みたいだね」「ぞうさんがいっぱい!」など、できた作品を一緒に眺めましょう。
⑤ 粘土あそび
小麦粉粘土や紙粘土など、やわらかい感触を楽しむ遊び。
手でこねたり丸めたり、思いのままに形を作ります。
・想像力・創造力を育てる
・感触を通して五感を刺激する



「どんな形かな?」「これは何に見える?」と会話を広げると豊かな表現につながります。
⑥ シール貼り・マスキングテープアート
ペタペタとシールを貼るだけでも集中力が続きます。
カレンダーや画用紙に自由に貼るのも◎。
・指先の細やかな動きを練習する
・自己表現の第一歩になる



「ここに貼るとどうなるかな?」と考えるきっかけを与えるのも良いですね。
ごっこあそびで想像の世界へ


ごっこあそびは、幼児期の心の成長に欠かせない遊び。
人との関わり方や言葉のやり取りを学ぶ、大切な時間です。
⑦ お店屋さんごっこ
チラシや空き箱を使って商品を作り、家族でお買い物ごっこを。
・社会性・言葉の発達を促す
・数や順番を学ぶ



「これいくらですか?」「ポイントカードありますか?」など、リアルな会話を取り入れると盛り上がります。
⑧ 病院ごっこ・保育園ごっこ
ぬいぐるみを患者さんに見立てて診察したり、先生役になって園ごっこをしたり。
・人の気持ちを想像する力
・役割理解と共感力の育ち



心の安心感にもつながります。
⑨ おうちピクニック
レジャーシートを敷いて、お菓子や果物を並べるだけ。
お部屋の中でも特別な空間に変わります。
・非日常の楽しさを感じる
・自分で準備する力を育てる



子どもに「ピクニックの準備係」をお願いすると、自立心も育ちます。
音・リズムで楽しむあそび


音楽やリズムは、寒い日でも気持ちを明るくしてくれます。
特別な楽器がなくても、身近なもので楽しめます。
⑩ 手作り楽器でリズムあそび
ペットボトルにお米やビーズを入れてマラカスに。
音の違いを感じながら、リズムに合わせてふりふり♪
・音やリズムへの感覚を育てる
・表現力を養う



「どんな音が好き?」「静かな音・大きな音、どっちかな?」など、言葉で感じたことを共有してみましょう。
⑪ ダンスごっこ
好きな曲を流して自由に体を動かすだけ。
気持ちも体もポカポカになります。
・リズム感・表現力の発達
・全身運動によるストレス発散



親子で笑いながら動くこと自体が、心のリフレッシュになります。
⑫ うたあそび
「むすんでひらいて」「おべんとうばこのうた」などの手遊び歌もおすすめ。
・言葉とリズムのつながりを学ぶ
・親子のスキンシップ



歌声が子どもの安心感にもつながります。
おうちで育む「創造力・発見の力」


寒い時期は、家の中でじっくり観察したり考えたりする時間が増える季節。
「知りたい・やってみたい」という探究心を伸ばすあそびも取り入れてみましょう。
⑬ 色水あそび(室内版)
コップに水を入れ、食紅で色をつけて混ぜてみましょう。
赤と青で紫に…色の変化は子どもにとって不思議そのもの。
・観察力
・科学的思考の芽生え



「次は何色を混ぜよう?」と一緒に考えてみましょう。
⑭ 積み木・ブロックあそび
自由に積んだり並べたりして、想像した世界を形に。
・空間認識力
・粘り強さ
・集中力



大人が「すごいね」より「ここは何の場所?」「どうしてここにしたの?」と聞くと、子どもの思考が広がります。
⑮ 絵本あそび
読んだ絵本の登場人物になりきったり、続きを考えたり。
読むだけでなく「遊び」に発展させるのも楽しいです。
・想像力
・言葉の豊かさを育む



「このあとどうなると思う?」と問いかけることで、子どもの考える力が育ちます。
まとめ:寒い季節も、親子のあたたかい時間を


寒い日は外で遊ぶことが少なくなりますが、
そのぶん、親子でゆったり向き合う時間が増えるチャンスでもあります。
「今日はどんなあそびをしようか?」と一緒に考えるだけでも、
子どもの表情はうれしそうに変わります。
完璧に準備しようとしなくて大丈夫。
ちょっとした工夫と「楽しいね」という気持ちがあれば、
おうちの中でもたくさんの“育ち”が生まれます。



寒い日も、親子のあたたかいおうち時間を楽しんでくださいね。












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