「防災、ちゃんと備えなきゃ」と思いながら、結局何も用意できていない——。
そんな方、多いと思います。私もそうでした。
でも保育園で毎年防災訓練に携わり、「引き渡し訓練」で保護者が我が子を迎えに来る姿を見るたびに、「いざというとき、自分の家は本当に大丈夫か」と考えるようになりました。
看護師として、3人の子どもを育てる親として、「完璧に揃えなきゃ」ではなく「まずこれだけ揃えれば安心できる」をリスト化しました。政府広報の公式情報もしっかり確認した上でまとめています。
- 子どもがいる家庭の非常持ち出し袋に入れるもの(全員共通+年齢別)
- 看護師目線で「これ意外と抜けがち」なグッズ
- 備蓄品の基本(3日〜1週間分の目安)
- 保育園からの引き渡し時に準備しておくこと
まず「持ち出し袋」と「備蓄品」の2つに分けて考える

防災の備えは大きく2つに分けられます。まずここを整理しておくと、何をどれだけ準備すればいいかがクリアになります。
| 種類 | 目的 | 量の目安 | 重さの目安 |
|---|---|---|---|
| 非常持ち出し袋 | 避難するときに持って逃げる | 1〜3日分 | 子ども・高齢者:約6kg 女性:約10kg 男性:約15kg |
| 備蓄品(在宅避難用) | 自宅で過ごしながら使う | 3日〜1週間分 | — |
参考:政府広報オンライン「災害に事前に備える」より
まい@保育園看護師まま「防災リュックを作る」ことを目標にすると動きやすいです。まずリュックに最低限のものを詰めてクローゼットに置く。それだけで「何もしていない」から抜け出せます。完璧じゃなくていい、まず一歩。
非常持ち出し袋に入れるもの【全員共通】

まずは家族全員に必要な基本グッズです。子どもがいる場合は、これに加えて年齢別のアイテムを追加してください。
📋 全員共通チェックリスト
- 飲料水 (1人1日3L×3日分が目安)
- 非常食 (3日分。アルファ米・乾パンなど)
- 携帯ラジオ・乾電池
- 懐中電灯・ヘッドライト
- 携帯充電器・モバイルバッテリー
- 救急用品 (絆創膏・ガーゼ・消毒液・三角巾)
- 常用薬・お薬手帳のコピー
- マイナ保険証または資格確認書のコピー
- 現金・小銭 (ATMが使えない場合に備えて)
- 携帯トイレ (5〜6回×人数×7日分が目安)
- ウェットティッシュ・除菌シート
- マスク・アルコール消毒液・体温計
- ホイッスル (閉じ込められた時に助けを呼ぶ)
- 防寒用アルミブランケット
- ビニール袋・ポリ袋 (多用途に使える)
- 家族の写真 (はぐれた時の確認用)
- ハザードマップのコピー・避難場所メモ
まい@保育園看護師まま看護師として特に強調したいのは「お薬手帳のコピー」。慢性疾患のある子どもは薬が途切れると危険なことがあります。病名・薬名・用量が一目でわかるよう、最新のコピーを入れておいてください。これ、意外と盲点です。
子ども専用グッズ|年齢・月齢別に追加するもの
子どもの月齢・年齢によって必要なものが大きく変わります。公式情報と看護師目線で必要なものを整理しました。

- 母子健康手帳(必須)
- 紙おむつ・おしりふき(多めに)
- 粉ミルク+液体ミルク
※母乳が出なくなることも - 哺乳瓶・消毒グッズ
- 授乳用ケープ
- 清浄綿・ガーゼ
- 抱っこ紐(両手が使えて必須)
- スプーン・紙コップ・ラップ
- 着替え・防寒着・おくるみ

- 着替え・靴(必須)
- 食べ慣れた非常食・お菓子
- ビタミン剤・野菜ジュース
- おもちゃ・お気に入りのぬいぐるみ
※避難生活のストレス軽減に - 名前・連絡先を書いたカード
(はぐれた時の迷子防止) - 保育園の連絡先メモ

- 紙おむつ(まだ外れていない場合)
- 離乳食・幼児食の非常食
- スプーン・フォーク(使い捨て)
- 着替え・靴(必須)
- 防寒具
- 抱っこ紐(長距離移動に)
- ビタミン剤・野菜ジュース
※ビタミン不足で口内炎リスクあり - 食べ慣れたお菓子・おもちゃ
※心のケアに大切

- 本人用の小さなリュック
(自分で持てるものを) - 着替え・靴
- 非常食・飲み物
- 連絡先カード
- 家の鍵の予備
- 充電器・モバイルバッテリー
- 本・カードゲームなどの暇つぶし
参考:政府広報オンライン「妊産婦・乳幼児の災害用品」「こどものための備え」より
まい@保育園看護師まま「食べ慣れたおやつ」は侮れません。避難所でご飯が変わると食べなくなる子が多いんです。保育園でも災害訓練のあとに子どもたちが「いつものごはんじゃない」と泣いてしまうことがあります。好きなお菓子を1〜2袋入れておくだけで、子どもの気持ちがぐっと安定します。
看護師目線|これが意外と抜けがちです

- お薬手帳のコピー+常用薬:慢性疾患・アレルギー・喘息の子は特に必須。処方薬が1週間分あると安心。
- アレルギー情報カード:子どものアレルギー・血液型・かかりつけ医の連絡先をカード化しておく。
- ビタミン剤・野菜ジュース:避難食は炭水化物中心になりがち。ビタミン不足で口内炎が起きやすくなります(政府広報でも推奨)。
- 清浄綿・ウェットティッシュ(多め):水が使えない状況で赤ちゃんのケアに大活躍。多すぎるくらいで丁度いい。
- 液体ミルク(缶・パック型):粉ミルクは水が必要。液体ミルクはそのまま飲めるので災害時の心強い味方。
- 子どもの写真(紙で印刷したもの):はぐれた時、スマホが使えない状態でも探せるよう紙で用意を。
まい@保育園看護師まままずは今日、防災リュックを開いて中身を確認することから始めてみてくださいね。
在宅避難のための備蓄品|3日〜1週間分を目安に

自宅が安全な場合は「在宅避難」をすることもあります。その場合に必要な備蓄品の目安です。
🏠 備蓄品チェックリスト(3日〜1週間分)
- 飲料水 (1人1日3L×7日分)
- 非常食・レトルト食品 (ローリングストックで管理)
- カセットコンロ+ボンベ (温かい食事のために)
- 携帯トイレ (5〜6回×人数×7日分)
- トイレットペーパー (家族4人で8ロール×7日分の目安)
- ウェットティッシュ・除菌シート(大量に)
- ランタン・懐中電灯・乾電池
- モバイルバッテリー・充電器
- 救急医薬品・体温計
- 消毒液・マスク
- キッチン用ラップ・ポリ袋 (食器に巻いて水節約)
- 紙皿・紙コップ・使い捨てカトラリー
- 乳幼児がいる場合:おむつ・ミルク・離乳食(多めに)
- 常用薬の予備 (1週間分以上あると安心)
非常食を別に管理するのではなく、「普段使いの食品を少し多めに買い、使ったら補充する」のがローリングストック法です。賞味期限切れを防げて、子どもも食べ慣れたものを用意できます(政府広報でも推奨されている方法です)。
保育園からの「引き渡し」に備えて準備しておくこと

保育園に子どもを預けているご家庭で、災害時に特に重要なのが「引き渡しルールの確認」です。
📋 事前に確認・準備しておくこと
- 園の引き渡しルール・避難場所を事前に確認しておく
- 引き渡しができる人(保護者以外も含む)を園に登録しておく
- 園から避難した場合の避難先を共有しておく
- 連絡が取れない場合の対応を家族で決めておく
- 子どものアレルギー情報を園と共有・更新しておく
まい@保育園看護師まま保育園で引き渡し訓練をしていると、「誰が迎えに来るかわからない」「連絡が取れない」というケースが一番困ります。引き渡し可能な人のリストを園に最新の状態で登録しておくことと、家族の集合場所を事前に決めておくことが一番大事です。政府広報でも「集合場所を3箇所決めておく」ことが推奨されています。
よくある質問

まとめ|「完璧」より「まず一歩」が大事
子どもがいる家庭の防災グッズ、優先順位はこの順番で
- まず非常持ち出し袋を作る(最低限のものを入れてリュックに)
- お薬手帳のコピー・常用薬を入れる(看護師として最重要)
- 子どもの年齢別アイテムを追加する(おむつ・ミルク・食べ慣れたもの)
- 備蓄品をローリングストックで管理する
- 保育園の引き渡しルールを家族で確認・共有する
防災は「完璧に備えること」ではなく、「一歩踏み出すこと」が大切です。まずリュックにいくつか入れるだけで、何もしていない状態から抜け出せます。
本記事の情報は政府広報オンライン「災害に事前に備える」を参考にしています。


