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子どもの癇癪はいつまで続く?原因と対処法を保育園看護師ママが体験談とともに解説

「また泣き叫んでる…いったいどうしたらいいの?」
「叱っても、なだめても、逆効果で疲れはてた」

子どもの癇癪(かんしゃく)に、毎日ヘトヘトになっているママはきっと多いはず。

私も3人の子どもを育てながら、何度「もうどうしたらいいかわからない」と思ったかわかりません。外で泣き叫ばれたときは、周りの目が気になって焦るばかりで、子どもの気持ちに寄り添えなかったことも正直あります。

でも保育園看護師として子どもたちを見てきた経験から、少しずつわかってきたことがあります。癇癪は「困ったこと」じゃなく、子どもの気持ちのサインだということ。

この記事では、癇癪が起きる理由・よくある場面別の対処法・「パパに伝わらない問題」まで、体験談を交えながらお伝えします。

この記事でわかること
  • 子どもが癇癪を起こす本当の理由
  • 癇癪を悪化させてしまうNG対応
  • 保育園看護師ママが実践してきた対処法
  • 外出先・眠たいとき・こだわりがあるときの対応
  • パパに伝わらないときの伝え方
  • 発達に心配があるときの見極めポイント
目次

子どもの癇癪ってなに?なぜ起きるの?

癇癪とは、子どもが感情をうまくコントロールできずに泣く・叫ぶ・床に転がるなどの行動をとることです。1歳後半から3歳ごろにかけてよく見られますが、4〜5歳でも起きる子はいます。

「わがままだから」「しつけが悪いから」と思いがちですが、そうではありません。癇癪は脳の発達段階で起きる、自然なこと。気持ちが大きくなってきているのに、言葉で表現する力がまだ追いついていないから起きます。

まい@保育園看護師まま

保育園でも、癇癪を起こす子は決して「問題のある子」ではないんですよね。むしろ感受性が豊かで、いろんなことを感じ取っている子に多い印象があります。ただ、その感情を外に出す「言葉」という道具がまだ手元にないだけ。それが行動に出ているだけです。

癇癪が起きやすい年齢は?

1歳半〜3歳ごろが最も多い時期です。この時期は「自分でやりたい」という自我が芽生えながらも、言葉や体の力がまだ追いついていないため、気持ちのすれ違いが生まれやすくなります。

4歳以降は言葉で伝えられることが増えるため、少しずつ落ち着いてくる子が多いです。「いつまで続くの」と感じているなら、それは確実に終わりが来ます。今がいちばん大変な時期かもしれませんが、必ず変わっていきます。

こんなとき癇癪が起きやすい——よくあるトリガー3つ

😤
思い通りにならない

お菓子を買ってもらえない大きなことから、「ドアを自分で閉めたかった」「靴下を自分で履きたかった」などの小さなこだわりまで、多岐にわたります。

😴
眠い・疲れている

体と心が疲れているときは感情の調整が難しくなります。お昼寝できなかった日の夕方や、外遊び後など、疲れが積み重なったタイミングで起きやすいです。

🌀
いくつかが重なったとき

ひとつひとつは小さなことでも、疲れ+思い通りにならない+空腹などが重なると、一気に爆発することがあります。「なんでこんなことで?」というときほど、これが原因のことが多いです。

📝まいの体験談
わが家でも、「ドアを自分で閉めたかった」「エレベーターのボタンを押したかった」という小さなことで大泣きすることが何度もありました。最初は「え、そんなこと?」と思っていたのですが、子どもにとっては「自分でやる」ことがとても大事な成長のステップだったんですよね。疲れている日はとくにそういった小さなことに敏感になるので、今思えば、疲れ具合をもう少し見てあげればよかったなと思います。

やってしまいがちなNG対応——実は逆効果

❌ 怒る・強く叱る

「うるさい!」「いい加減にして!」と怒ると、子どもは「怖い」という感情が加わり、余計にパニックになります。癇癪中の子どもに叱り言葉は届きにくく、逆効果になりがちです。

❌ 話を聞きすぎる

「どうしたの?何がいやだったの?」と言葉で問い続けると、かえって混乱が増すことがあります。癇癪がピークのときは言語中枢が機能しにくい状態。まず落ち着くのを待つことが先です。

❌ その場を離れる・無視する

「危なくない」を確認した上で少し距離を置くのは有効ですが、完全に無視したり「もう知らない」と立ち去るのは、子どもの不安を高めます。

❌ 要求をすぐに叶える

泣けば叶えてもらえると学習すると、癇癪がエスカレートします。癇癪の最中にその場限りで「じゃあいいよ」とするのは避けましょう。

まい@保育園看護師まま

正直なところ、怒っても聞きすぎてもうまくいかないんですよね。私自身、両方試して失敗してきました。「どうすればいいの」って本当に途方に暮れたこともあります。でも試行錯誤していくうちに、どちらでもなく「ただそばにいる」ことが子どもには一番伝わるんだと気づきました。

保育園看護師ママが実践してきた対処法

基本は「安全を確保して、そばにいる」

癇癪が始まったら、まず安全な場所に移動(危ないものを遠ざける・硬い床や壁から離す)。そのうえで、言葉ではなく「そばにいる」という存在感で伝えます。

Step 1|安全を確認する

頭を打ちそうな場所や危ないものがないか確認。必要なら静かな場所に移動します。

Step 2|落ち着くまで待つ

ピーク時は言葉が届きにくいので、「大丈夫だよ」「そこにいるよ」という短い言葉でそばにいます。長く話しかけすぎないのがポイントです。

Step 3|少し落ち着いたら気持ちを代弁する

「〜したかったんだね」「〜がいやだったんだね」と気持ちを言葉にして伝えます。正解でなくてもOK。「わかろうとしてくれている」が伝わることが大事です。

Step 4|立ち直りのサインを見逃さない

急に泣き止んで別のことをし始めたり、抱っこを求めてきたり——そのサインが来たら自然に受け止めてあげましょう。わかりにくいこともありますが、それでいいんです。

📝まいの体験談
うちの子たちの場合、立ち直るきっかけがわからないことも多かったです。気づいたら泣き止んでいたり、急に別のことで笑い出したり。最初は「なんで?」と思っていたのですが、それが子どもの自然な回復力なんだと思うようになりました。私がすることは「安心できる場所にいる」だけ。それだけで十分なんだとわかってから、少し楽になりました。

外出先での癇癪——周りの目が気になるとき

外で泣き叫ばれると「早く止めなきゃ」「迷惑だと思われてる」と焦りますよね。でも焦れば焦るほど、子どもに伝わって余計に長引きます。

💡 外での癇癪、まいが実践してきたこと
まず、安全を確認してから少し引いて見守る。無理に抱えあげたり、引きずって移動すると余計に激しくなることが多かったので、その場でしゃがんで「そこにいるよ」だけ伝えるようにしました。周りの目が気になって焦る気持ちはよくわかるのですが、「お母さんが焦っていない」を見せることが、子どもには一番の安心になります。

まい@保育園看護師まま

外で周りの目が気になるのは、どのお母さんも同じだと思います。でも正直なところ、周りの大人は「大変だなあ」と思いながらも、親切な目で見ていることも多いんですよね。保育園でいろんなお母さんと話す中で、「外で怒れない自分」に罪悪感を感じているお母さんがとても多いことが気になっています。完璧じゃなくていい。そのときできることをするだけで十分です。

「パパには癇癪しない」——どう伝えればいい?

「お父さんの前では癇癪しないのに、なんで私の前でだけ?」と思ったことはありませんか?

これは実はよくあることで、癇癪はお母さんに「甘えられる」から起きるという側面があります。保育園でも、お父さんにはおとなしくしていた子が、お母さんが来た瞬間に泣き出すことはよくあります。

子どもは「ここは安全だ、気持ちを出していい場所だ」と感じた人の前でしか、本音を出せません。癇癪を起こされるというのは、「あなたを一番信頼している」というサインでもあるのです。

まい@保育園看護師まま

お父さんに「うちでは全然そんなことしないんだけど?」と言われて、悔しくなったお母さんは少なくないと思います。でもそれは、お母さんが一番の安心基地だということ。「なんで私だけ…」じゃなくて「私が一番の安心場所なんだ」と思えると、少し気持ちが変わるかもしれません。

パパへの伝え方のヒント

「うちの子、癇癪がひどくて大変」と言っても、見たことがないパパには伝わりにくいもの。こんなふうに伝えてみてください。

パパへの伝え方のポイント
  • 「怒ってやめさせようとしても逆効果」と事前に話しておく
  • どんなトリガーで起きやすいかを共有しておく(眠いとき・疲れたときなど)
  • 「そばにいるだけでいい」「短い言葉でいい」を具体的に伝える
  • 「癇癪はわがままじゃなくて成長の証」という共通認識を持ってもらう

癇癪がひどい場合——発達が心配なときの見極め

「うちの子だけこんなにひどいのかな」と心配になることもあるかと思います。一般的な癇癪と、発達的なサポートが必要なケースを分けて考えるポイントをお伝えします。

こんな状況が続く場合は、かかりつけ医や発達相談へ
  • 4歳以降も癇癪の頻度・強さが変わらない(または増している)
  • 自分や他人をひどく傷つける行為がある(頭突き・噛む・物を投げるなど)
  • 癇癪のあと完全に立ち直れない・切り替えが極端に難しい
  • 特定の感覚(音・光・食感など)に強く反応していることがある
  • 言葉の発達が全体的にゆっくり
まい@保育園看護師まま

「発達相談に行くこと」は、「問題があると判定しにいく」ことではありません。育てにくさの原因を知って、子どもに合ったサポートを見つけるための第一歩。早く知ることが、親にとっても子どもにとっても助けになります。心配なことがあれば、かかりつけ医や市区町村の発達相談窓口に気軽に相談してみてください。

よくある質問

癇癪はいつごろ終わりますか?

多くの子は4〜5歳ごろから落ち着いてきます。言葉が増えて「いやだ」「〜したい」を伝えられるようになると、癇癪の頻度は自然に下がっていきます。個人差は大きいので、「まだ終わらない」と焦らなくて大丈夫です。

何をしても泣き止まない。どうすればいい?

何もしなくていいこともあります。安全を確認してそばにいるだけ、それで十分なことも多いです。無理に泣き止ませようとしないことが、意外と一番の対処法です。

外で癇癪が起きたとき、どうしたらいい?

まず安全を確認してしゃがむ。「そこにいるよ」「待ってるよ」と短い言葉で伝え、落ち着くのを待ちます。周りの目は気になりますが、焦りは子どもに伝わります。「待てる自分でいること」が大事です。

兄弟がいて、下の子が癇癪中に上の子の相手ができない。どうすれば?

「〇〇ちゃんの気持ちを落ち着けてあげてるから、少し待ってね」と上の子に伝えるだけでもOK。上の子に「お姉ちゃんだから我慢して」とは言わないようにしましょう。後でしっかりその子と向き合う時間を作ることが大切です。

まとめ

子どもの癇癪は「わがまま」でも「しつけの失敗」でもありません。気持ちが大きくなっているのに言葉がまだ追いついていないから、体で表現しているだけです。

  • 癇癪のトリガーは「思い通りにならない」「疲れ・眠さ」「重なり」が多い
  • 怒っても聞きすぎてもNG——まず安全確認→そばにいる→落ち着いたら代弁
  • お母さんの前で癇癪が多いのは、信頼されている証
  • 外では焦らず、「待てる自分でいること」が子どもの安心になる
  • 4歳以降も変化がない・傷つける行為があるときは専門家へ

「どうしたらいいかわからない」と思うことが続いても、諦めないでください。あなたが子どもに向き合い続けていること、それ自体がすでに十分なことです。

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