「鼻血が出た!どうすればいい?」「上を向かせていいの?」
子どもの鼻血は、転んだとき・寝起き・体調が悪いとき…本当にいろんなタイミングで出ます。
わが子は体調が悪いときにドバっと出ることがあって、量が多いとやっぱり焦ります。看護師でも、自分の子どものこととなるとドキッとするんですよね。
この記事では、正しい止め方・やってはいけないこと・受診が必要なタイミングをわかりやすく解説します。
- 子どもが鼻血を出しやすい理由(体のしくみ)
- 正しい止め方のステップ
- やってはいけないNG対処
- 受診が必要なタイミング
- 鼻血を繰り返す場合の対応
子どもが鼻血を出しやすい理由

「うちの子、すぐ鼻血が出る…」と心配しているママも多いと思います。でも、子どもは大人より鼻血が出やすいのには、ちゃんと理由があります。
🔬 キーゼルバッハ部位とは?
鼻の入口から約1.5cmのところに「キーゼルバッハ部位」という場所があります。ここには毛細血管がたくさん集まっていて、粘膜がとても薄い。子どもはこの粘膜が特に薄くて弱いため、ちょっとした刺激でも出血しやすいのです。
鼻をかむ・こする・ほじる、乾燥、興奮して血行が良くなる…これだけで出血することもあります。子どもが鼻血をよく出すのは、体のしくみ上「仕方のないこと」なんです。
まい@保育園看護師まま保育園でも、転んでぶつけたとき・朝の寝起き・走り回ったあとなど、本当によく鼻血が出ます。「でたか〜!」と思いながら対応してます笑
正しい鼻血の止め方

慌てずに、この4ステップで対応しましょう。
- 座らせる
立ったままだとふらつくことがあります。椅子か床に落ち着いて座らせましょう。 - 頭を少し前に倒す
うつむき加減にします。血液が喉に流れ込むのを防ぐためです。 - 小鼻の柔らかい部分を親指と人差し指でつまむ
鼻の入口の柔らかいところを、しっかりつまみます。鼻の付け根(硬い骨のあるところ)ではなく、柔らかい部分です。 - 5〜10分そのまま待つ
途中で確認したくなりますが、がまんして待ちましょう。口で呼吸するよう伝えてください。
5〜10分しっかり待つのがポイント。
途中で「止まったかな?」と確認するとまた出てしまいます。
やってはいけないNG対処

昔からよくやられている方法の中に、実は逆効果なものがあります。
- 上を向かせる
血が喉に流れ込んで、飲み込んでしまいます。気分が悪くなったり、嘔吐につながることも。 - ティッシュを鼻の奥まで詰め込む
粘膜をさらに傷つけてしまいます。ティッシュを使う場合は軽く当てる程度に。 - 首の後ろをたたく
止血には効果がありません。 - すぐに「止まったか」確認する
せっかくできかけたかさぶたがはがれて、また出血してしまいます。
まい@保育園看護師まま「上を向かせる」は今でもよくやってしまう方が多いです。喉に血が流れると気持ち悪くなるので、必ずうつむかせてあげてください。
受診目安|こんなときは病院へ

- 正しく止血しても20〜30分以上止まらない
量が多い・なかなか止まらないときは耳鼻科か小児科へ - コップ半分以上の大量出血
夜間でも救急や#8000への相談を - 転倒・打撲など外傷がある
ぶつけてからの出血は、鼻の骨が折れていることもあります - 鼻に異物が入っている
自分で取り出そうとせず、必ず受診を。取ろうとするとさらに奥に入ることがあります - 週に何度も繰り返す
アレルギーや鼻の中の傷など、原因がある可能性があります
⚠️ 鼻に異物が入ってしまったときは、絶対に自分で取り出そうとしないでください。耳鼻科で専用の器具を使って取り出してもらいましょう。
まい@保育園看護師まま保育園でも、おもちゃを鼻に詰めてしまった子がいて受診したことがあります。「ちょっと詰めてみたらとれなくなった」というパターンが多いです💦 自力で取ろうとするとどんどん奥に入ってしまうので、必ず耳鼻科に受診するようにしましょう。

鼻血を繰り返す場合は?

「うちの子、しょっちゅう鼻血が出る…」という場合、いくつかの原因が考えられます。
- 鼻の粘膜に傷がある
繰り返す出血で同じ場所が傷つき、治りにくくなっていることがあります - アレルギー性鼻炎
鼻がかゆくてこすることが多く、粘膜が傷つきやすい - 乾燥
特に冬場は室内の乾燥で粘膜が荒れやすい
まい@保育園看護師ままわが子は体調が悪いときにドバっと鼻血が出ることがあります。量が多くてびっくりするのですが、それ以来「鼻血が出たら体調のサインかも」と意識するようにしています。繰り返す場合は、子どもの体調も一緒に観察してみてください。週に何度も出る場合は、一度耳鼻科に相談するのがおすすめです。
まとめ
- 子どもは鼻の粘膜が薄く、キーゼルバッハ部位からの出血が多い
- 正しい止め方:座る→うつむく→小鼻をつまむ→5〜10分待つ
- 「上を向かせる」「奥までティッシュを詰める」はNG
- 20〜30分止まらない・大量出血・外傷・異物は受診
- 繰り返す場合はアレルギーや粘膜の傷が原因のことも

🌸 鼻血、焦らなくて大丈夫
突然の鼻血はびっくりしますが、ほとんどは正しく対処すれば自然に止まります。
まず深呼吸して、うつむかせて、小鼻をつまんで待つ。それだけ覚えておけば大丈夫です。
止まらないとき・量が多いとき・気になることがあるときは、迷わず受診してくださいね。


