「夜中に子どもを触ったら、体が冷たくなっていた…」
秋になって夜が肌寒くなってきたころ、大人は布団をかぶっているのに、子どもは布団をはいでしまっていて。気づいたときはヒヤッとしました。
また乾燥が始まるこの時期、うちの子は鼻水が出やすくなって、鼻づまりで夜中に何度も起きることも。「なんかよく眠れてないな」と感じやすい季節です。
この記事では、秋に子どもの睡眠が乱れやすい理由と、家庭でできる対策を保育園看護師ママの視点からまとめました。
- 秋に睡眠が乱れやすい理由
- 子どもの睡眠トラブルのサインチェックリスト
- 室温・湿度の目安と調整のコツ
- 布団・パジャマの選び方
- 生活リズムを守る大切さ
- 鼻水・鼻づまりで眠れないときの対処法
- 受診の目安
秋に子どもの睡眠が乱れやすい理由
「夏は元気だったのに、秋になってから夜泣きが増えた」「なかなか寝つかなくなった」という声はよく聞きます。これには理由があります。
秋の睡眠トラブルの主な原因は「気温差」「乾燥」「生活リズムの変化」の3つです。
- 気温差
朝晩と昼間の気温差が大きく、子どもの体温調節機能に負担がかかります。
大人より皮下脂肪が少なく体が冷えやすいため、夜中に体温が下がりすぎて目が覚めることがあります。 - 乾燥
空気が乾燥すると鼻や喉の粘膜が乾燥し、鼻水・鼻づまりが起きやすくなります。
鼻づまりで息がしにくいと睡眠が浅くなります。 - 生活リズムの変化
運動会や行事が続く時期は疲れが蓄積しやすく、また就寝・起床時間がずれると体内時計が乱れて寝つきが悪くなることがあります。
まい@保育園看護師まま保育園でも秋になると「最近夜泣きが増えて…」と相談されることが増えます。気候が過ごしやすくなる一方で、体への刺激が変わる時期でもあるんです。
子どもの睡眠トラブル サインチェックリスト
以下の項目が当てはまる場合、秋の睡眠トラブルのサインかもしれません。
- 夜中に何度も起きる・泣く
- 寝つくまでに時間がかかる・ぐずる
- 朝なかなか起きられない・機嫌が悪い
- 日中ぼーっとしている・眠そうにしている
- 鼻水・鼻づまりで鼻呼吸ができていない
- 布団を蹴ってしまい、体が冷えている
- 鼻血が出やすくなった(乾燥のサイン)
秋の睡眠対策① 室温・湿度を整える
子どもにとって快適な睡眠環境の目安は次のとおりです。
| 項目 | 目安 | ポイント |
|---|---|---|
| 室温 | 18〜22℃ | 朝晩は肌寒くなる秋は、エアコンの除湿より暖房への切り替えを早めに |
| 湿度 | 50〜60% | 乾燥が始まる10月頃から加湿器の使用を検討。鼻血・鼻づまりの予防にも |
まい@保育園看護師まま夜中に子どもの体を触ったら冷たかった、という経験があります。大人が「少し肌寒いかな」と感じたタイミングで、子どもの寝室の温度もチェックしてあげてください。
秋の睡眠対策② 布団・パジャマを見直す
気温の変化に合わせて、寝具やパジャマを早めに切り替えることが大切です。
- パジャマ
半袖から長袖へ切り替えるタイミングは「朝晩が肌寒く感じるころ」が目安 - スリーパー
布団を蹴ってしまう子には、着るタイプのブランケット(スリーパー)が有効。
体温調節しながら体が冷えるのを防げます。 - 掛け布団
薄手と厚手を使い分けられるよう、季節の変わり目は両方手元に用意しておくと便利。
💡 「子どもの首の後ろ」で体温チェックを。手足が冷たくても首の後ろが温かければ体温はキープできています。逆に首の後ろも冷たいときは布団を足してあげましょう。
秋の睡眠対策③ 生活リズムを大きく変えない
気候が過ごしやすくなると、つい夜更かしや外出が増えがちです。しかし子どもの体内時計は規則正しいリズムに支えられています。
就寝・起床時間は「±30分以内」を目安に。大きく崩れると体内時計が乱れ、寝つきが悪くなります。
- 就寝・起床時間をなるべく一定に保つ
- 寝る1時間前はテレビ・スマホの画面を控える(ブルーライトが睡眠ホルモンの分泌を妨げる)
- お風呂→絵本→就寝などのルーティンを作る
- 運動会など疲れが続く時期は、普段より30分早く寝かしつける

まい@保育園看護師ままうちが意識しているのは、過ごしやすい季節になっても「今まで通りのリズムを崩しすぎない」こと。少しずつ秋のリズムに移行していくイメージです。
鼻水・鼻づまりで眠れないときの対処法
乾燥が進む秋は、鼻水・鼻づまりで夜中に目が覚めやすくなります。鼻づまりは息がしにくいだけでなく、睡眠の質を大きく下げる原因になります。
家庭でできる対処法
- 加湿
湿度50〜60%を保つ。
鼻の粘膜の乾燥を防ぐだけで改善することも。 - 鼻水の吸引
寝る前に鼻水を取り除いてあげると、夜間の鼻づまりが改善されやすい。 - 上体を少し高くする
枕を少し高めにするだけで鼻が通りやすくなることがあります。

夜の不安を減らすベビーモニターという選択肢
「夜中に何度も様子を見に行って、自分が眠れない」というママも多いのではないでしょうか。ベビーモニターがあると、子どもの様子を寝室から確認できるため、親の睡眠も守れます。

受診の目安
小児科への受診を検討してください
- 鼻づまりがひどく、口呼吸が続いている
- 夜泣きが2週間以上続いている
- 日中も機嫌が悪く、食欲がない状態が続く
- 発熱を繰り返している
- 「いつもと違う」という親の直感
💡 夜泣きや寝ぐずりは成長の一部でもありますが、あまりにも続くとき・親が限界なときは遠慮なく小児科や保健センターに相談してください。「しつけの問題」ではありません。
まとめ
- 秋の睡眠トラブルの原因は「気温差」「乾燥」「生活リズムの変化」の3つ
- 室温18〜22℃・湿度50〜60%を目安に寝室環境を整える
- 布団を蹴る子にはスリーパーが有効
- 就寝・起床時間は±30分以内でキープ
- 鼻づまりには加湿・寝る前の鼻水吸引が効果的
- 親の睡眠も大切。ベビーモニターの活用もおすすめ
- 夜泣きが続くときは迷わず相談を
🌙 「なんとなく眠れてない」は体からのサイン
秋は気候が心地よい分、体の変化に気づきにくい季節でもあります。
「最近なんかよく眠れてないな」と感じたら、室温・湿度・リズムを少し見直してみてください。
完璧にやろうとしなくて大丈夫です。
できることから、ひとつずつ。

■ 参考文献
・American Academy of Sleep Medicine「Recommended Amount of Sleep for Pediatric Populations」https://aasm.org/resources/pdf/pediatricsleepdurationconsensus.pdf
・こども家庭庁「乳幼児の睡眠に関する基礎知識」https://www.cfa.go.jp/
・日本小児科学会「子どもの健康と環境に関する全国調査」https://www.jpeds.or.jp/
・環境省「住まいの湿度管理と健康」https://www.env.go.jp/

